スプレー加湿による静電気対策

スプレー加湿による静電気対策

スプレー加湿は、製造現場の静電気問題を解決する効果的な手段です。弊社は、ノズルメーカーとして多くの静電気問題に取り組んできました。

加湿の目的調査

製造現場における静電気問題

冬になると起こりやすい静電気。
当社でも、静電気をどうにかしたいとのご相談を多く耳にします。

静電気は、塵埃付着や電子機器の誤作動など、製造現場で様々なトラブルを引き起こします。
静電気の放電は、空気が乾燥することによって発生しやすくなります。そのため、静電気問題の解決には、「加湿」による対策が有効です。

産業加湿には様々な方式がありますが、中でもノズル式加湿は加湿能力、メンテナンス性などに優れ、多くのメリットを併せ持ちます。

参考:湿度調整の目的に関するアンケート

(当社調べ 100社回答)▶

加湿による静電気対策の仕組み

静電気の帯電には、「湿度」と密接な関係があります。湿度が低い≒乾燥している状態においては、静電気が滞留しやすいことが知られています。
一般に、静電気の帯電を抑制するためには湿度を50%程度に維持することが推奨されています。
当社のスプレー式加湿システムは、湿度センサーによって周囲の湿度を計測し、湿度が低い時だけ加湿することで湿度管理の自動化をご支援します。

参考文献:静電気学会『新版 静電気ハンドブック 単行本』

静電気対策が求められる主な業種

印刷
印刷ズレや丁合ムラ、印刷紙の反りなどを減少/給紙トラブルを解消/インク乗り改善によるカラー印刷鮮明度アップ

電子
静電破壊の防止/塵埃の静電付着防止/電磁障害の防止

塗装
塵埃浮遊を軽減/静電付着による不良削減/有機溶媒への静電気による発火防止

プラスチック
スライサーで発生する静電気トラブル解消/引火性ガスへの防爆対策/成型機へのゴミ・ホコリ付着防止

スプレー式加湿器 導入実績

ティシュー製造工場加湿導入事例

ティシュー製造工場

各種衛生用紙を生産する工場において、生産効率アップは常に求められている課題であり、日々様々な策が講じられてきました。 そのような中、ティシュー生産工程においては、通年静電気トラブルの問題に直面していました。 加湿器の導入を検討する中で、工事が不要なカート式を導入。さらには集中加湿が可能なアジャスタブルジョイントを追加。 静電気トラブルは抑制され、ラインの停止や調整、不良率の低減効果が得られています。

対象 ティシュー製造ライン
主要機器 ミストビークルカート(2台)
設定湿度
目標湿度 60%
制御 手動制御

効果

生産効率アップ・作業環境改善
・静電気トラブルの抑制
・紙粉の鎮静と再浮遊防止

スマートフォン修理工場加湿導入事例

携帯電話・スマートフォン修理工場

エレクトロニクス関連製品を扱う上で静電気は多くのトラブルを引き起こす原因となります冬の乾燥期夏のエアコンによる乾燥状態より発生する静電気を抑制するためにミニフォッガーを導入工場内のコーナー4箇所に設置をすることで全体を万遍無く加湿静電気の発生が抑えられたことで作業環境が大幅に改善されています

対象 約1,900㎥
主要機器 ミニフォッガーⅢ(4台)/ROユニット
設定湿度
50~60%
制御 湿度センサー制御

効果

静電気トラブルの減少・作業品質の向上
・静電破壊、電磁障害の防止
・塵埃の静電付着防止
・作業環境の改善

スプレー式加湿 主な製品

naim

一流体加湿器ミストツイスターH360


ミストノズルを円周上に配置し360度をカバーする広範囲タイプ。湿気流を広範囲に行きわたらせます。

naim

一流体加湿器ミストツイスターC


小型ファン搭載の局所型一流体加湿器。スポット加湿や補助加湿に最適。噴射方向の上下左右の調整が可能。

naim

二流体加湿器ミニフォッガーⅢ


周囲を濡らさない超微細ミストを生成します。コンパクト設計で軽量のため、簡単に壁や天井に設置することが可能です。

   加湿製品について詳しく知りたい方はこちら    製品ラインナップを見る

弊社はお客様との話し合いによる課題共有を重要と考えており、
現場に足を運び打合せを重ねながら、最適なご提案ができるよう心掛けております。
ぜひ貴社の課題解決をご支援させてください。

導入までのながれ