エアー噴霧式加湿器の導入で 契約湿度を保持、作業環境も向上

エアー噴霧式加湿器の導入で 契約湿度を保持、作業環境も向上

問題:
調達物流から販売物流までを幅広く手掛ける某大手物流企業では、倉庫業も手掛けており、各種産業を対象に倉庫保管・管理・運営を行っています。 その中で、電子部品の倉庫業を行っております。電子部品の場合、静電気に よるスパークが製品に大きなダメージを与えるため、保管時の湿度管理が重要となります。 そのため、顧客から同社に対して湿度を 30%以上に維持する旨の指示があり ました。しかし、実際は十分な管理をすることができず月に数日、湿度が30%を下回る状況が起きていました。湿度が 30%を下回る際は、空調を切るという 対応をしていたため、季節によっては作業環境が悪化しておりました。 さらに、顧客からの湿度管理の要求が強くなり、低湿度が続く場合の損害賠 償の可能性が生じたため、湿度の管理が急務となっておりました。

倉庫内の自動加湿

解決策:
可搬式の加湿カートを導入。倉庫は1000坪近く、かなり広いスペースでは あり、通常であれば複数台の加湿器で対応するのであるが、本倉庫については、 密閉性が高いため、同タイプを1台で湿度の維持をできることを確認しまし た。加湿器のノズル部には、噴射方向を自在に調整できるジョイントを採用。 広範囲に向けて噴くことが可能となりました。 最適な設置場所を検証した結果、中間にある仕切り壁の開口部付近が最もよく、最適な湿度を維持できることがわかりました。 また、カート式のため、倉庫内の製品の入り具合により、簡単に最適な場所に移動することもできます

効果:
エアー噴霧式の加湿カートを導入することで湿度 30%以上を保持。35~40%と いう理想的な湿度を実現しています。お客様の要望を十分に満たすことができた だけではなく、空調を止める必要もなくなったため、作業環境の改善にも貢献し ています。

【加湿器導入前】 湿度 30%以下 数日/月 

【加湿器導入後】 湿度 30%以下 0日/月