缶メーカーはスプレー導入によって洗浄能力を向上し、品質向上と廃品率削減を実現

缶メーカーはスプレー導入によって洗浄能力を向上し、品質向上と廃品率削減を実現

問題:
ある缶メーカーでは、缶の内側に保護膜を、外側に装飾用のコーティング液を塗布しています。その前工程では、缶を洗浄・すすぎ・乾燥して、潤滑油を洗い流す必要がありました。同社の缶洗浄工程では多くの問題を抱えており、洗浄の質が要求レベルに達していませんでした。また、洗浄中に缶が倒れてしまうケースが多発しており、倒れた缶は廃棄となるため、貴重な資源がムダになっていました。

Spraying soda cans

解決策:
特注のヘッダーでコンベアの上下からスプレーすることで、缶をまんべんなく洗浄出来るようになりました。ヘッダーにはそれぞれ40個のProMax QuickJetスプレーノズルを搭載しています。クイックコネクトノズルは、従来使用していたスプレーノズルと同じ流量で噴霧しますが、従来よりも狭いスプレー角度で、低圧で使用できます。粒子径が大きいため缶を濡らす能力が高く、洗いにくい箇所にも液が届きます。強度を上げるため、ノズル内部にはスチールワッシャーも搭載しています。

結果:
新しいヘッダー洗浄システムにより、缶の洗浄工程が改善されました。缶が倒れることもなく、廃棄率が大幅に減少しました。結果、同社では缶の生産量が13%増加しました。

➡生産量13%増加     

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この事例で使用している製品

Quick-connect nozzles systems

ProMax QuickJetノズル

ProMax QuickJetノズルはクイック接続デザインを搭載し、保守時間と運営費の削減を実現。スプレーチップは素早く手で取り付け・取り外しができ、簡単にスプレーパターンの位置決めができるようになっています。 スプレーパターンは、フラットスプレー、直進流、フルコーン、ホローコーンから選べ、スプレー⾓度は0°〜170°まで対応しています。材質はしんちゅう、ステンレススチール、ガラス繊維入りポリプロピレンのProMax®プロマックスからお選びいただけます。