エアブローの騒音対策はどうする?原因と騒音レベル15dB減の事例も紹介
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8月 24
エアブローとは
エアブローとは、高圧の空気を吹き付ける作業を指します。製造現場において、エアブローの用途は製品の乾燥や冷却、汚れの除去等多岐に渡り、非常に重要な工程です。しかし、しばしば騒音問題を引き起こすことがあります。エアブローの騒音対策は様々ありますが、本記事ではスプレーノズルメーカーの観点から、エアブローによる騒音の原因、および効果的な対策について解説します。
エアブローの騒音の原因
原因その① オープンパイプを使用している
端に何もつけないオープンパイプや、丸穴や切込み加工をしたパイプを使用していると高速で吹き出す空気が周囲の静止した空気と衝突することで、激しい騒音が発生します。特に圧縮空気が高圧で噴出される場合、騒音レベルはさらに増加します。
原因その② 適切なノズルを使用していない
ノズルを取り付けいている場合でも、自作の簡便なノズルやエアブロー用以外では空気の流れが不規則になりやすく、乱気流による騒音の原因となります。
エアブローの騒音はエアーノズルで対策できる
上記のような場合、エアーノズルの導入・最適化により、空気の流れを安定させ、乱気流の発生を抑えることができます。その結果、騒音を大幅に低減できます。
以下は丸穴ノズルを使用している場合とエアーノズル使用している場合それぞれの騒音特性曲線図です。適切なエアーノズルの使用により15dB以上騒音を低減していることがわかります。
ご使用のノズルが適切なものであるかわからない場合、ぜひ一度弊社にお問い合わせください。
騒音特性曲線図
騒音抑制だけじゃない!エアーノズルの活用メリット
エアーノズルにより効率的にエアーを層流に変えることにより、空気の拡散を防止し、吹付け面全体にわたり均一なブローが可能になります。対象物に対して的確にブローできるため、圧縮エアーの消費量を大幅に抑えることができます。
風速特性曲線図
スプレーイングシステムスのWindJetエアーノズルのご紹介
WindJet フラットタイプ
吹き付け面全域にわたりエアーを均等に分布させ、抜群の作業性を発揮します。
WindJet ラウンドタイプ
先端部にオリフィスを等間隔に設け、優れた直進性で強いインパクトを発揮します。
WindJet 増幅タイプ
周囲の空気を巻き込み増幅噴射。供給エアー<吐出エアーで高効率のエアーブローを行います。